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会員制オンラインサロンで競技を超えたスポーツビジネスのツナガリ活性化を実現したい【+C lab(プラスクラス ラボ)】

初めまして、プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社(以下PSI)で代表をしている平地です。僕のことも会社のことも知らない方が多いと思うので、良ければ会社HPなど見ていただけると嬉しいです☺

自己紹介

まず簡単に会社の紹介をさせてください。PSIはスポーツのマーケティング・クリエイティブエージェンシーです。主にデジタルマーケティングを活用して、集客のお手伝いをしたり、デザインや映像の力でスポーツの魅力をもっと引き出して皆さんに届けることを生業にしています。

スポーツのウェブページであれば600URL以上制作してきているし、バナーで言えば10,000枚以上は制作してきました。スポーツに特化して、です。また映像もたくさん制作していて、SNS向けだけでなく、屋外広告や街頭ビジョン、会場演出のオープニング、ドキュメンタリーDVDやテレビ番組など、幅広く制作してきました。2020年7月時点で約70のスポーツチームと約20のリーグ・協会のご支援をさせてもらっています。

僕個人としては会社の代表として、経営やら営業やら広報やら色々なことに取り組ませてもらっています。仕事が楽しくて仕方ない、元プロバスケ選手のセカンドキャリア組です。そんな僕でも、今ではマーケジンというデジタルマーケティングのメディアでスポーツ✕デジタルマーケティングのコラムなんかを持たせてもらっています。たくさんの方々に協力いただき、良い記事がたくさんあるので、ぜひご覧ください。あと、もし良ければ個人ブログも見てやってください(笑)

僕が感じているスポーツビジネス運営組織の問題点

さて、そろそろ本投稿の主題に。今までたくさんのクラブやリーグ、協会と仕事をご一緒させていただいて感じていることは、本当に組織によって考えや取り組み方、構成までもが違う、ということです。どこも同じくスポーツというサービスを提供する組織だから、と一緒くたには全くできない。こうして向き合ってると、結局、上手くいっているクラブにはその理由があり、苦労をしてるクラブにもその理由があります。

PSIとして、特に球団・クラブが集客で上手くいく4つの要素というものを提唱させてもらっています。(四大要素なのに4代になってますねw)

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たったこれら4つの要素の中でも団体ごとに取り組めてる質の差や、経営的に重視すべきだという認識の差も隔たりが大きいと感じています。でもこれらは僕がただ思っているだけではなく、実は各クラブ担当者の方々も経営層の方々も気づいていることなんです。それでも実践できない理由がある、それが現実なんです。僕らは中に入り込んでるからこそ、そのできない理由を認識した上で僕らの役割を全うしていかなければいけません。それは同じ競技でも起きていることで、あまり共有されてないことで、違う競技であれば尚更で、というのが現状です。

会員制オンラインサロン+C labを立ち上げた理由

未だ収束が見えない新型コロナの影響。Bリーグがシーズン途中で打ち切りになり、Jリーグが開幕直後から中断し、プロ野球の開幕が遅れ、今やっとプロスポーツのある日々が取り戻されてきたもののリモートマッチ(無観客試合)や制限をかけた入場での興行(試合)が行われています。この数カ月間、いかにして売上をあげるか、今後いかにして売上をつくるか、そんな話をたくさんの人、チーム関係者の方々と議論してきました。その中でよく言われたことが、

『他のチームや競技ではどうしていくか聞いてますか?』

という言葉でした。これは他力本願とかではなく、純粋に答えの見えない(或いは、ない)問題への突破口として参考文献を漁るかのごとく、他社ではどういった動きをしているのか?ということのインプットを増やそうという意図での質問だったと認識しています。国内No.1だと思われるPSIの実績から、色々な事例が集まっている、そう思われての質問だったかと思います。たしかに僕らには様々なアイディアが寄せられ、相談され、僕らとしても提案するために社内にたくさんの情報が集まっていました。

こんな未曾有の出来事もあいまり、スポーツビジネス界は一致団結して、知恵を寄せ合い、この難局を乗り越えないといけない!と切に思いました。個人的な印象ですが、特にJクラブは大いに連携して活動し、横のつながりを活かして情報交換をしながらコロナ禍の施策を試行錯誤している感がありました。そういった動きを見る中で、このすべての組織とつながりを持つ僕たちPSIが知の共有体を率先して創るべきでは!?という考えに至りました。

+C labで何をするのか?

①目的
・サロンメンバーによる知の共有
・クラブ間や競技間を超えたフロント同士のつながり強化

②やること/やれること
・本noteによる事例共有 ※サロン外には非公開
デジタルマーケティングでの好事例はもちろん、スポンサーアクティベーションや会場演出、売れ行きのグッズや新スタジアムへの動き、そしてコロナ対策などの情報を共有し、より良い対策が各クラブで実現できるようにします。

・上記noteから抜粋して公開での事例共有
サロンメンバーとなれるのはクラブ担当者であったり協会担当者だったりするので、情報の秘匿性も高いため一般の方は入会できません。ごめんなさい。ですが、一般のスポーツビジネスに興味のある方々にもお伝えできることはあるかと思い、クラブ側から了承が得られた事例については記事として外部にも公開していければと思っています。

・テーマディスカッション/交流会
コロナ禍における興行運営はどう?これはJリーグやプロ野球が先んじてリーグ再開したことから、クラブ間での共有はもちろん、Bリーグの担当者は絶対に聞きたい話のはず。また、データ分析はどこまでしてる?タブローってどこまで使いこなしてる?MAツールは?採用は?マーケティングについて語りたいんだけど、、、ただただ飲みたい!などの内容について集まれる場を提供したいと考えています。

・外部講師を呼んだ特別セッション
マーケジンで僕と対談してくれている業界の著名人や、PSIのアドバイザリーでもある中村氏森野氏など、色々な方を呼んで特別講義をしてもらおうと企画しています。

・企画を共有してグループ発注による費用ディスカウント
せっかくたくさんのクラブ担当者が集まる場なので、それを利点に、『買い物袋を配る/作る』などの企画があればそれを共有し、まとまった発注数にすることで生産パートナー社に単価交渉をすることもできると考えています。(ちなみに僕発案の買い物袋についてはどのクラブ担当者も反応してくれず、お蔵入りしそうです。爆)

・新技術や新サービスのファーストペンギン募集
新たなウェブサービスは日々リリースされ、クラブやリーグ・協会で実施すべき内容と判断したものについてはサロン内でどんどん共有していきます。そんなアイディアをもし一緒にやろう!と組んでもらえる場合には、このサロン内で実績共有もするというお願いのもと、費用も最大限抑えて提供できれば、と考えています。

・スポンサーの共有
スポンサーの課題解決が1クラブで完結できないこともあると思っています。例えば日本全国に他店舗展開したい飲食店がいたとして、東京のクラブにスポンサーして東京在住の方だけにプロモーションをするだけで十分でしょうか?サロン内でのつながりを活かし、スポンサーの課題解決に向けて複数クラブがスポンサーを共有することもできるのではないでしょうか。

・気軽な相談ルーム
とにかく簡単に、気軽に、フロントの方々が誰かに何かを相談できる場所ってあってもいいんじゃないかな、と思うんです。そんな場でもありたいな、と思っています。

③使うツール
・Slack
・note
・zoom

情報共有にはSlackを。集客やスポンサー、演出やホームタウン活動など、チャンネルごとに話題を分けてあるので、興味のあるチャンネルに参加して情報を取得できるようにしています。Slackがデリバーする仕組みであり、noteがデリバーされるコンテンツです。zoomは面と向かったディスカッションや特別講演のため。各ツールを最大限活用して知の共有を実現したいと思っています。

+C labのロゴに込めた想い

ちょっと自己満なパートかもですが、せっかくロゴもつくっているので知っててもらおうかな、と。読み方としては、プラスクラス ラボです。プラスクラス・スポーツ・インキュベーション=PSIの前身にもなっているプラスクラスの名前をそのまま活用しています。

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もともとプラスクラスという言葉(社名でもある)の由来は、日本においてスポーツビジネスに関わる人のclass(階級というと表現的に重いけど、立ち位置みたいなイメージで捉えてもらえると嬉しいです)をplusする(上げる)という想いから来ています。

僕が会社を設立した2011年では今ほどフロントの方々が取り沙汰されることも少なかった。でも魅力的な人たちがたくさんいる。パッションが凄い人や人生かけて仕事をされている方々も多い。ただのライスワークではなく、ライフワークとして取り組んでらっしゃる。そんな方々にマーケティングやデジタルの力を持ってもらい、クラブ内でも重要な役割を担える方々になってほしかったのと、ビジネス界全体を見渡しても海外のようなドリームジョブと言われるスポーツビジネスという仕事にしたい、それを僕らがやるんだ!という想いで今もいます。

知の共有をすることで、少しでもこのプラスクラスという名の由来を実現できるよう、+C lab by PSI(プラスクラスラボ バイ ピーエスアイ)は活動していきたいと思います。すべてはクラブ、リーグ、協会、スポーツを生業とするスポーツビジネス界のために。それがひいてはPSIのためになると確信しています。もちろん僕らにもメリットがなければやりません。慈善事業ではないですからね。あ、でもこの会員制オンラインサロンについては、PSIの顧客様であれば全員が無償にて参加できます。一般の方にはこのnoteで一片をご覧いただけるようにはしますが、参加してこそのサロンですのでPSIの顧客様でまだ参加表明されてない方は担当営業までご連絡ください(笑)

スポーツは競技としては競合し、ビジネスとしては競合しない

さて、そろそろ4000字を超えてしまったので〆に入りたいと思います。スポーツというビジネスは構造的にとても面白いです。PSIが約70のクラブをご支援してる状況からも読み取れると思います。Jリーグにおいては数十クラブは顧客様ですが、この数十クラブはチームとしては競合でありながら、ビジネスとしては競合しません。厳密には競合する部分もありますが、基本競合しないような構造になっています。

サッカーという競技の上では相手チーム同士なので当然競合です。勝ち点3を獲得するために争っています、明確に。ただ、ビジネスの観点で言えば、基本は各クラブがある地域を商圏としているため、ローカルビジネスであり、地域に根ざした活動が非常に重要です。鹿島アントラーズさんは観客の約半数が都内近郊からの来場と聞いているので、やはりその限りではないですが、それでも基本は、観客はそのクラブがある地域・商圏から来場されます。ブラウブリッツ秋田に日頃よく行かれるお客様はなかなか、いえ、ほぼですかね、セレッソ大阪の試合を観に行くことはないかと思います。

ブラウブリッツ秋田がお金をいただくのは、やはり秋田在住の方や秋田から移住された秋田出身の方、そして秋田に根ざした企業か秋田出身の経営者の企業になります。さらにデジタル化が進み、クラブの活動をよりDX(デジタルトランスフォーメーション)できた場合にはそればかりではないですが、それでもやはり、リアルで価値提供できるのは秋田のスタジアムでしかありません。

だから、どんどん真似すべきなんです、他クラブの良い事例を。企画を真似されるのはイヤかもしれませんが、企画は1番手が1番素晴らしい。この事実には誰も疑念を抱かないと思うので、業界のためにも良いモノは共有いただければと思います。そのプラットフォームを+C labが担えれば、そんなに嬉しいコトはありません。

これからも業界のため、ともに働くフロント担当者のため、そしてプラスクラス・スポーツ・インキュベーションのために本noteもオンラインサロンも運営していきたいと思います。今後の取り組みにぜひご期待ください。

プラスクラス・スポーツ・インキュベーション株式会社
代表取締役 平地大樹 (Twitterやってます↓↓↓)


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